こんにちは。きみーです。
前回の続きでやっとがま口の型紙が出来上がりましたので、続きを書いていきたいと思います。
皆さんは革での縫物ってしたことありますか?
レザークラフトも流行ってきてますよね☆
でも、レザーってどうやって縫うの?縫えるの?とか考えちゃいませんか?|д゚)
最近では、革も縫えるミシンなんてのもあるようですが、そういった専用のミシンないと縫えないの?とお考えの方もいるかもしれません。
私もレザークラフトをやったことが無いときは、同じように難しいんだろうなとか考えて、やってみたいけど手を出せずにいました。
でも実際には、専用の道具はある程度必要ですが、専用のミシンまではなくても全然大丈夫で、慣れてしまえば簡単で面白いんですよ♪
今回は、革部分のパーツの下準備をメインに、レザークラフトについての解説と、オススメのレザークラフトの本のご紹介など書いていきたいと思います。
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革の手縫い方法と下準備・道具紹介
では、レザーパーツをベース生地への縫い付けを行っていこと思います。
と言いたいところなんですが、革を使う場合は下準備案外あったりするんですよね(;·∀·)
ということで、レザーを使う場合の下準備の解説をしていきます。
革の手縫い前の下準備
では、下準備を行います。
冒頭にも書いた通り、レザーはミシンだと「革も縫えるよ」っていう専用のミシンでないと縫えなかったりします。
その理由としては厚みと固さがあります。
レザーも色々ですので、薄くてペラペラの物もありますが、それでも表面は固さがあり、布を縫うような針では穴が開かない場合が多いでしょう。
その為、レザークラフトで手縫いをする場合は下の写真のように、下準備として針と糸を通す個所を事前に穴をあけておくという作業が必要なんです。
めっちゃ地味で地道な作業ですね。。。(꒪ꇴ꒪ (꒪ꇴ꒪ (꒪ꇴ꒪ 😉
※因みにレザーも縫えるミシンをお持ちの方はここから書く下準備は飛ばしてもらって大丈夫です!
では、次にどうやってその穴をあけるの?という話ですが、ここからは専用の工具が必要になります。
下の写真のこちら↓
「手縫用菱目打ち」という道具が写真の左3本です。
上の2本は同じように見えますが、「2㎜巾」「2.5㎜巾」とサイズ(間隔)違いの物になります。
今回は「2㎜巾」の菱目打ちを使用しました。
一番下の目打ちのようなものは、上の2本が4つの穴を一度開けられるのに対し、角や細かな部分で使う為の穴を1つだけ開けられる菱目打ちになります。
そして、写真右側に写っている金槌で叩いて革に穴をあけていきます。
因みに一般的?には金槌ではなく木でできた木づちを使うみたいです。
私はただただミニ金槌がかわいいって理由で見た目で選んでおります(。-∀-)
因みに菱目打ち意外とお安く売ってます↓ (*゚▽゚)ノ4本セットで700円くらい
そして、穴を開ける際は、市販のゴム板を下に敷いて開けましょう。
市販のゴム板は丈夫なのはもちろんかなり厚みがありますので、床や菱目打ちの先が傷付く心配もありませんので合わせて準備することをオススメします。
サイズもいろいろですが、上の15x22㎝で1200円くらい
ゴム板の方が高っていうね。。。(*´д`*)
まとめる程でもないですが、革に穴を開ける際は
- 土台にゴム板を敷く
- その上に穴を開けたい革を置く
- 穴を開けたい位置に菱目打ちをあて
- 床面に対して上から垂直に木づちで菱目打ちを叩いて穴をあける
- 縫い個所をすべて同様に繰り返し穴を開ける
この開けた穴に糸を通していき縫っていくので、穴を綺麗にあけることが綺麗な縫い目をつくる為のポイントになります。
穴がジグザグ真っすぐでないと、当然それ通りの縫い目しかつくれません。
地味な作業ですが、丁寧に真っすぐになるように開けていきましょう。
穴を開ける位置ですが、今回は端から3㎜のところに開けてみました。
その都度作りたい物や、デザインに合わせて位置は変えてみるのも良いでしょう♪
コバの仕上げ
こちらは今回私は行ってないのですが、厚めの革を使用する際は行っても良いでしょう。
コバとは革を切った時の切断面、断面部分のこと。
何も処理していない状態だと毛羽だっていたりして見た目も良くなかったすることもあります。
そういうのが気になる場合はコバに仕上げ材を塗ってあげましょう。
トコノールなどは少量の物であれば、400円前後からも売っていたりします。
色は使用している革に合わせて選べばOKです。
コバの色そのままで問題なければ無色もあるのでこちらを塗りましょう。
コバの処理方法は
- コバ部分をヤスリなどを使って綺麗に整える
- 仕上げ材を綿棒などを使ってコバに塗る
- 布を使って仕上げ材を縫った部分をツヤが出るまで磨く
コバ仕上げは以上です。
革の手縫い方法とさらにその準備
糸の準備
では、やっと縫い作業に移りましょう
革の手縫いで特徴的な点は、先に穴を開ける事ともう1つは針を2本使うことです。
下の写真がその革用の針↓
布用の縫い針よりも太くて、先も尖ってはいてもそこまで痛くないです。
この針を2本縫い糸の両端につけ、両方の針を交互に差しながら縫っていきます。
使用する糸は下の写真にある「エスコード」麻糸になります。
色も結構いろんな種類が売られているので、好みに合わせて選びましょう。
そうて、もう1つ。糸の奥に写っている黄色い四角の物体が「蜜ろう」です。
これは糸に「ろう引き」と言われる作業を行い、糸の毛羽立ちを抑えたり、ゆるんだりしないようにする為の糸の下準備アイテム。
中にはろう引き済みの糸も売られていたりもするので、そういった糸を使用ある場合はこの作業は不要です。
今回だけとかちょこっとやってみたいくらいで始める場合は、ろう引き済みの糸を選ぶのも良いでしょう。
ろう引きの方法
- 蜜ろうに糸の端を当て、糸が密ろうから離れないように指で押さえる
- 指で糸を上から押さえたまま、もう片方の手で糸をひっぱり糸全体にろうが付くようにする
- 端まで終わったら、数回同じことを繰り返す(1回では糸の片側にかつかない為)
やることは簡単ですよね。
そして使用する糸の長さですが、縫い寸法の3.5~4倍程の糸の長さを準備しましょう。
そして針の取り付けです。糸の両端につけていきます。
まずは糸をジグザグと針で刺していきます。
そして、端を針の穴に通します。
で、長い方の糸を針の根元側に引っ張ります。
ここにさらに、よりほつれにくくする為にろう引きをします。
これを糸の両端行えば準備完了です。
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革の手縫い方法
では、長い道のりでしたがやっと縫い作業に入ります(*’∀’人)
今回はこんな感じに革の端をぐるっと縫っていきます。
では、革の手縫い方法を説明していきます。
まず革を垂直に立てます。
そして縫い始めは奥からになるので、一番奥の穴に針を通し、左と右側で糸の長さが同じになるようにしていきます。
次に左の針を2番目の穴に通します。
そして、そのまま抜き、革から少しだけ出た状態にします。
次に反対の右の針を、先ほど通した2番目の穴のさっき通した糸の奥側に通します。
そして同様に革から少し出るくらいまで引きます。
その後、両方の針を少しづつ引っ張り、お互いの糸が引っ掛かったり、糸に誤って針を刺してしまっていなか確認しながら引っ張っていきます。
最後まで引っ張り終わったら両サイドから同じくらいの力で引っ張って1目完了です。
後はこの繰り返しです(*゚▽゚)ノ
これを繰り返すと綺麗な縫い目が完成するはずです。
ポイントは右側の針を通す時にちゃんと奥側に糸を通すこと。
これがバラバラになってしますと縫いあがりの縫い目も綺麗に仕上がりません。
1目、1目縫う目を確認しながら、失敗したなと思ったら、一度解いてもう一度縫い直していきましょう。
レザークラフトの道具にオススメ本
最後の今回はレザークラフトの道具・本についてご紹介したいと思います。
先程の手縫いの紹介の中で出てこなかった道具には様々あったりしますが、私が結構使う道具としてはこちら↓
「革すき器」です。
名前の通り革をすく道具で、革を少し薄くしたい場合に使用します。
基本的に小さなパーツや部分的にすきたい場合に使用する道具です。
革包丁でもすくことは可能ですが、こっちの方が断然楽に簡単にすくことができます。
替え刃も売られているので、うまくすけなくなったら刃を変えて使います。
道具も色々ありますが、私が最初に道具を購入したときは本当に何も分かっていなかったので、手っ取り早くという表現もなんですが、基本セットみたいなのを購入しました。
こういう感じのやつ↓
こういうセットも色々あって、ホント基本的なものだけを揃えたお値段抑え目のセットから、ガッツリ本格的に揃った1万円超えるセットまで結構様々あるので、あなたの意気込みとご予算でまずはセット買いするのもオススメです。
後からあれが無い・これが無いとならず便利ですよ(·∀·)
また、私はレザークラフトの本を何冊か持っていますが、オススメはこちら↓
とりあえず表紙が可愛い(≧∇≦)
中も写真付きで分かりやすいですし、革のお手入れ方法なども載っているので初心者さんにも良いと思います。
そして、これはおまけでこんなのもあったりするというご紹介↓
ロゴでお分かりかと思いますが、みんな大好き東急ハンズ~~♪
東急ハンズ大好きです(*’∀’人)♪
普通じゃ売っていないような道具や材料がいっぱいで見ているだけでワクワクしますよね。
そんな東急ハンズの、今回だとレザークラフトの道具とか売ってる売り場にいくと、写真のような道具の使い方だったりとかが書いた紙がいろんなところに置いてあったりします。
(今もあるかな?あるよね?無かったらごめんなさい(;·∀·)これ貰ったの昔の話なので;)
これから初めてやってみよ~とか、売り場で初めて見つけた物とか「こうやって使うだな~」とか「意外と簡単そ~」とか手に取ってみる、チャレンジしてみるキッカケにもなるんじゃっていうお役立ちペーパー☆
革の手縫い方法についてのペーパーには、これを見れば最低限何が必要かが一目瞭然ですね。
道具を買うならちゃんと目で見て、触ってでないという方には東急ハンズおすすめです♬(ノ゜∇゜)ノ♩
まとめ
今回は革の手縫いの方法についてご紹介しました。
手縫いの印象は変わりましたか?
意外と面倒だなって思っちゃった人もいるでしょうか?((((;゚Д゚))))
以下まとめになります。
革の手縫いと下準備の流れ
- 型紙通りカット出来たら、菱目打ちで穴を開ける
- 必要な場合はコバに仕上げ材を塗る(ヤスリ処理→仕上げ材塗り→布で磨く)
- 糸の準備をする(糸の長さは縫い寸法の3.5~4倍の長さ)
- 糸にろう引きする
- 糸の両端に針をセットし、ろう引きする
- 奥から順番に縫っていく
手縫いの際のポイント
- 菱目打ちの作業は綺麗な縫い目を作る元になるので丁寧に真っすぐなるように
- 針を通していく際には後から通す針(糸)を奥側に通す
- 糸を引く際は両側同時に少しづつ引き、引っ掛かったりがないかなど確かめてから引く
- 縫い目が綺麗に揃っているか見ながら縫っていく
意外と長くなってしまってるがま口バック作りの紹介ですが、まだもう少し掛かるかな?
では、またです~(*゚▽゚)ノ
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コメント
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